食育だより 11月号
食育だより〈鉄とカルシウムについて〉
こんにちは😊
歯科助手兼栄養士の小原です。
秋を感じる涼しげな気温になりましたね🍁
秋といえば、食欲の秋と言われるだけあって美味しい食べ物がいっぱいありますよね。
さつま芋、秋刀魚、栗、かぼちゃ…など旬の食材には夏の間に蓄えた栄養分がたっぷり含まれています。
美味しく栄養素がたっぷりとれるので、ぜひ普段の献立に取り入れてみてください🌰
前号では、赤ちゃんに大切な栄養素の
「炭水化物🍚、タンパク質🐟、ビタミン・ミネラル🍅」についてご紹介しました。
実はこれらの栄養素のほかにも、大切な栄養素があるんです❕
それは、「鉄🩸」、「カルシウム🦴」です。
鉄🩸
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる間、お母さんから鉄をもらって身体に貯めています。ですが生後6か月頃を過ぎると、身体に貯めていた鉄は減っていってしまうんです…😵
母乳に含まれている鉄は少ないので、もし離乳食が進まず母乳が栄養の中心になっていると鉄が不足し鉄欠乏性貧血になってしまう可能性があります😢
そのため離乳食から足りない鉄を補給する必要があります。
生後9か月以降(離乳完了後)になっても、離乳食がなかなか進まない場合はフォローアップミルクを使用するのも1つの手です。
(離乳食が順調に進んでいる場合は、フォローアップミルクを使用する必要はありません)
鉄を多く含む食材:ほうれん草、肉類、赤身魚など。
鉄の吸収を良くする栄養素:ビタミンCやタンパク質など
カルシウム🦴
カルシウムは、赤ちゃんの骨や歯をつくるために欠かせない栄養素です❕
赤ちゃんは体の成長が盛んなため、多くのカルシウムが必要になります。
カルシウムを含む食材の代表的なものとして牛乳がよく挙げられますが、
牛乳はカルシウムは豊富ですが鉄は少ないです🥛
さらに鉄の吸収をおさえる成分が含まれているため、牛乳ばかり飲みすぎてあまり離乳食を食べなくなってしまうと、鉄が不足してしまう可能性があります。
これらの理由と消化機能が未熟なこと、アレルギーの可能性などから、牛乳を飲み物として与えるのは1歳以降が望ましいといわれています👶
カルシウムを多く含む食材:乳製品、小魚、小松菜など
カルシウムの吸収を良くする栄養素:ビタミンDなど
赤ちゃんは成長が盛んな時期だからこそ多くの栄養素を必要とします。
ですが、いざ栄養素を意識して作るとなると、なかなか難しいですよね…😖
そういったときはまず、いつもの離乳食にプラスワン食材を加えてみましょう。
白ご飯を混ぜご飯にしたり、調理法を変えてみるのもいいかもしれません😉
それではまた次号でお会いしましょう👋